院内処方・院外処方の比較
そもそも院内処方・院外処方とは?
当院では院内処方を採用しておりますが、当院に在庫の無い薬や患者さんのご要望があれば院外処方にも対応しております。
院内処方と院外処方はどう違うのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを表にまとめてみました。
院内処方 | 院外処方 | |
薬を受け取るまでにかかる時間 | 短い(その場で御渡しできる。会計も一度で良い。) | 長い(薬局に処方箋を提出して受け取る) |
費用 | 安価 | 院外処方に必要な費用が加算される |
薬の種類 | 在庫品のみで限りがある | 多くの種類の薬に対応できる |
飲み合わせのチェック | 複数の医療機関からの処方があるとチェックしにくい | 多くの薬の飲み合わせのチェックができる |
院内処方のメリットとしては「料金が安い」「時間が掛からない」ということが挙げられ、当院では院内処方を行っています。
院内処方と院外処方の費用の比較
院内処方と院外処方で具体的に費用がどれくらい違うのか比較してみました。
例として内服薬(6種類以下)を30日分処方した場合です。
院内処方 | 院外処方 | |
処方箋料・処方料 | 420 | 680 |
調剤基本料・調剤技術基本料 | 140(月1回) | 420(受付1回) |
調剤料 | 110 | 770~2310 |
薬剤情報提供料 | 100(月1回) | |
薬剤服用歴管理指導料 | 430 | |
服薬、副作用説明 | 300 | |
後発医薬品加算 | 220~450 | |
合計 | 770 | 2820~4590 |
調剤料は院内処方では同一料金ですが、院外処方では薬の種類が増えと高くなります。
上記の試算の場合ですと院内処方に比べて院外処方が2000円以上も高くなっていることが分かります。3割負担の方ですとおよそ600~1200円高くなるということです。
実際の診療では上記に加え診察料と薬代(院内処方も院外処方も同じ)が掛かってきます。
ジェネリック医薬品をお勧めしています
当院では院内処方で御渡しするお薬は基本的にジェネリック医薬品を採用しています。ジェネリック医薬品は医薬品としての効果を保ちながら特許切れの医薬品を安く製造しているものです。一部の新しい薬を除いて昔からよく使われているお薬にはジェネリック医薬品があります。